7月10日、みどり市立笠懸東小学校で行われた「スーパートイレ掃除」の感想文が届きました。
6年生全員がひとり1便器を1時間かけて磨くという「スーパートイレ掃除」は今年3年目。年度末の3月には6年生が5年生に掃除の仕方を教えて卒業して行きます。 校内8箇所のトイレに新6年生85人が8グループに分かれ、郷土を美しくする会のメンバー8人が指導に当たりました。
子どもたちの感想文を読むとトイレ掃除をはじめる前と掃除が終わったあとの心の動きが手にとるようにわかりました。ほとんどの子どもたちが、はじめる前は掃除をするのがイヤだった、素手で便器に触るなんて考えられなかったなどと書いています。しかし、大人たちが当たり前のように便器を磨きはじめると子供たちも素足、素手で大人の真似をしました。そして感想文には、ピカピカになるのが楽しかった、5年生が「トイレがきれいになっていて気持ちいい」と言ってくれて嬉しかった、笠懸東小のトイレ掃除の伝統を今の5年生にちゃんと引き継ぎたい、などと嬉しい感想が書かれていました。中には「今度、郷土を美しくする会の皆様が来た時に、びっくりして腰をぬかすくらいピカピカにして待ってようと思いました」と書いてくれた子もいて嬉しくなりました。
85人全員の感想文を読んで、いまどきの子どもたちも捨てたもんじゃない。問題は全て大人たちが子どもたちにどう関わるかにかかっていると思いました。
トイレ掃除には人の心を変えてくれる何かがあるようです。