私どもの母・鈴木ひろ(和子の母)が10月5日21:12に亡くなりました。89年の生涯を全うし、苦しむこともなく安らかに天国に旅立ちました。
母は、新潟県で生まれ育ち、私どもの父・鈴木宏と結婚して千葉県市川市で長年暮らし、18年前に父を亡くしてからも、一人で市川で気丈に暮らしておりました。その後、脳梗塞やパーキンソン病を患ったこともあり、私たちの強い希望と勧めで5年前に大間々に引き取り、4年前からは新里の「げんき倶楽部」というケアハウスにお世話になっておりました。家から10分足らずの近さということもあり、仕事や家事が終ってから毎晩のように会いに行けたことは母にとっても和子にとっても幸せなことであったと思います。施設の方々の手厚い介護と心遣いのお蔭で、寝たきりの生活とはいえ、幸せな余生を送っておりました。担当のヘルパーさん達からは「ひろさんからいろいろなことを教えてもらいました」、「どんなに辛そうなときでも、愚痴や弱音を聞いたことがありませんでした」、「ひろさんが頑張っている姿を見て、私も励まされました」という話を聞くたびに、私たちも母のことを誇らしく思っておりました。
最期の息を引き取るときも和子や娘の恭子や、長年お世話になった担当のヘルパーさんたちに見守られ、母も安心して旅立つことができたと思います。
口数の少ない、控え目な性格の母でしたが笑顔を絶やさず、感謝の心を忘れない人でした。
通夜、葬儀は、7日、8日に執り行いました。生前の母の希望により、家族親戚によるささやかな「家族葬」でしたが、娘の恭子や息子の彰人にとっても「いのちのバトン」を実感することができたと思いました。
これからは、残された私たち家族が母の謙虚で感謝に溢れた生き方を引き継いでまいりたいと思っております。