3月4日、みどり市立笠懸東小学校の「卒業記念トレイ掃除」が行われました。
今年の6年生は82名。今回も郷土を美しくする会の仲間10人が加わって、校舎の1階から3階までの7ヶ所のトイレに別れて、約80ある便器を磨き上げました。笠懸東小学校のトイレ掃除は2007年7月が最初でした。大間々南小学校で3年続けて卒業記念トイレ掃除を指導してきた青木先生が笠懸東小学校へ異動になり、同時に、毎週大間々駅のトイレ掃除に参加している富岡先生が「あさひ養護学校」から笠懸東小学校へ異動になって、この二人の最強コンビで笠懸東小のトイレ掃除が実現しました。郷土を美しくする会でもこの活動を応援するために毎回、この掃除を手伝っています。笠懸東小の便器磨きは「伝統」になりつつあり、今回の掃除では、「寒いので上履きを履いたままで掃除をしましょう」ということでしたが、子どもたちは自主的に素足になり、除菌クリームをつけた素手で黙々と便器を磨いていました。
掃除終了後に全員が教室に集まり、「楽しくできた」、「前回よりも見えないところまで掃除ができたが時間が足りなかった」という子どもたちの感想や「楽しそうに掃除をしている姿を見て嬉しくなった」「毎年、お手伝いに来るのが楽しみ」という大人たちの感想を発表し合いました。
6年生が一所懸命に便器を磨いている様子を5年生の子どもたちが先生に連れられてじーっと見ていました。伝統を引き継ぐ「心のバトンタッチ」の光景はとても感動的で美しいものでした。