さくらもーるのお盆のイベントで、佐藤良光さんに法螺貝を吹いていただきました。
佐藤さんはアスク従業員の栗原(旧姓佐藤)真知子さんのお父さん。福島県南相馬市にお住まいでしたが、東日本大震災のために3月に一家で娘の住む群馬へ避難してきました。
佐藤良光さんの趣味のひとつでもある法螺貝は、今から1000年以上前、平将門が合戦の訓練としてはじめた「相馬野馬追」のときの合図として伝承されてきたものです。
佐藤さんは相馬野馬追法螺貝保存会のメンバーとして10数年以上、法螺貝の普及と指導を続けています。
本番前の控え室で衣装の着替えを手伝う娘と父の姿を見ていて温かいものを感じました。
原発の放射能汚染で長年住み慣れた故郷を捨て、娘の住む群馬で暮らしはじめて5ヶ月。いろいろなご縁で知り合いも増えているようです。裏表のない素直な人柄、何事にも一所懸命に取り組む姿は親子でそっくり。血のつながった家族って良いなぁと思いました。