年に4回、『富弘美術館』という季刊誌が届きます。
富弘美術館は「やさしさにいつでも逢える」美術館として、開館20周年を迎え、来館者も600万人を越えました。
季刊誌はわずか16ページほどの小冊子ですが、富弘さんの思いや来館者や「富弘美術館を囲む会」の人たちや美術館のサポーターやスタッフの人たちの優しさや温かさが伝わってきます。
美術館情報の中で、富弘さんが館林市で「下も向いて歩こう」というテーマで講演をされた内容が紹介されていました。『…絵を描くのが目的でしたが、このような草花と長い間付き合えて良かった。弱くても生きられる。生きていれば絶対何かの役に立っている。草花から教えられたことです』という言葉に多くの人たちが感動し、共感したそうです。
上を向いて歩くことと下を向いて歩くことは、幸せに向かって日々の小さなことを疎かにしないで生きるということなのかもしれませんね。