4月5日は私の60回目の誕生日でした。ありがたいことに家族だけではなく、姉弟や親戚や友人からお祝いのメールや手紙をたくさんいただき、これまでの誕生日以上に忘れられない節目の日になりました。
4月5日は私の産みの母の60回目の命日でもあります。私と母がこの世で一緒に過ごした時間はわずかに3時間。「今度は男の子ですよ」というお産婆さんの言葉に小さくうなずいて息を引き取ったといいます。母の命と引きかえに頂いたこの命をこれからも、今まで以上に大事に使って行きたいと思っています。
命日の朝、横浜の従姉(母の姪)から手紙とお茶菓子が届きました。
「虹の架橋200号と靖さんご自身の還暦を、ちよ叔母もきっと喜んでいることと思います。
墓前に香を手向けられないことを申し訳なく感じております。
お茶菓子、ほんの気持ちです。お納め下さい。 かしこ 智恵子 」
という手紙と、いただいたお茶菓子を母と父に1つずつ手向け、般若心経を唱えてきました。
夜は、「3しの会」の食事会があり、誕生日と還暦と虹の架橋200号を祝ってもらいました。去年から、いっしょに絵を習っている「たけし、まさし、やすし」の中年3人組が夫婦で年に6回、それぞれの誕生日に合わせて食事会をすることに決めて、似顔絵入りのバースデーケーキでお祝いをしています。
家族から赤い帽子と、背中に金色の「寿」が入ったチャンチャンコやネクタイやベルトをもらい、姉弟や友人から豪華な花をもらい、友人たちからはたくさんのバースデーカードが届きました。
「こんなに幸せでいいのかな」と思うほど幸せな1日でした。