商人のバイブルとも言える『岡田徹詩集』をいつも本棚の手の届くところに置いています。
岡田徹先生は、戦前から戦後にかけて活躍した商業指導家であり、経営思想家でした。
私が子供の頃、私の父が「箱根で勉強してきた」と言って、「正札の店・足利屋」という値札に変えたのを覚えています。「正しい商売をしよう」という岡田徹先生の言葉に感動し、影響を受けたのではないかと思います。
私が1番好きな詩は、『生涯の願い』という詩です。
私の生涯の願いは
タッタ一人でよい
この店は
私にとっては
だいじな店です
と
いって下さる
お客という名の
友人をつくること
そして、『虹のかけ橋』という詩もあります。
モット正直に、モット誠実に
そして
親友に対する愛情で、
「お客」とよばれる
新しい友人を
おつくりなさい!
今日、一人でもよい。
誠実の限りをつくして
その友人を作らなければならない。
小売店経営というものは
あなたの友人を作る仕事。
広告というものは
あなたとお客とを結ぶ
虹のかけ橋!
言葉に気づかされ、言葉に励まされることが多いですね。