大野勝彦さんの講演会の余韻を楽しみながら、新版「やっぱいっしょがええなぁ」という大野さんの絵手紙詩画集を読んでいます。
冒頭に「神様からのメッセージ」という詩があります。
農業機械で両手を切断して初めて気づいた周囲の優しさ。ご恩返しを人生のテーマとして生きている大野さんの想いが伝わってきます。
…腰の曲がった、親の後ろ姿よーみてみい
親孝行せにゃーと、お前が本気で思ったら
それは、両手を切ったお陰じゃないか
今度の事故はな
あの老いた二人には、こたえとるわい
親父な、無口な親父な
七キロもやせたんだそ
「ありがとう」の一言も言うてみい
涙流して喜ぶぞ
それができて初めて人ってもんだ…
この詩を読みながら私も父のことを思い出しました。
今から13年前の今日、9月23日午前4時16分、私の父は天国に召されました。
その同じ時刻に大野さんの詩を読んでいるのも何か不思議なご縁の様な気がします。
今日もまた墓参りに行ってきます。