第77回「まごころ塾」の講師は、昨年の夏の甲子園で初出場初優勝に輝いた前橋育英高校野球部監督の荒井直樹さんでした。
「凡事徹底」を合言葉に、基本練習を徹底し、守りの野球で日本一の栄冠を手にした荒井監督の話はとても心に沁みる内容で、「凡事徹底」の元祖・鍵山秀三郎さんと相通じることばかりでした。謙虚で穏やかな語り口から荒井監督の人柄が伝わってきました。ベンチに入れず優勝メダルをもらえなかった3年生部員に新井監督は「お前がバッティングピッチャー務めてくれたお陰で優勝できた。俺はまた優勝してメダルをもらえるかも知んねえから…」といって、監督がもらった優勝メダルをその部員にあげたそうです。荒井監督は、野球を教えるというより、野球を通して人としての生き方を生徒たちに教えているのだと思いました。
講演のあと、まごころ塾のメンバーと一緒に食事をしながら荒井監督といろいろな話をさせてもらいました。荒井監督も鍵山秀三郎さんを尊敬し、是非お会いしたいと言っていました。
凡事徹底の実践者同士の「世紀の出会い」を実現させたいと思いました。