大間々学講座「町を創った男たち『大間々六人衆』」と題して、大間々神明宮第16代宮司・齋藤巌さんにお話をしていただきました。事前受付では42名だったので資料を50部用意しましたがスタッフの分が足りなくなるほどの盛況でした。
1時間半の講話の中で齋藤さんは、古文書に記された史実に基づいて、六人衆(高草木家、長澤家、大塚家、金子家、佐藤家、須永家)の屋敷の位置や間口、江戸時代を通して六人衆が果たした役割などを説明してくれました。
六人衆の子孫は420年を経た現在でも4軒が大間々に住んでいます。大間々学講座には長澤家、金子家の3人が参加してくれました。勉強会の終わりに六人衆の子孫の金子福松さんは、「高草木、長澤、金子の3軒は今でも正月にはお互いの家を訪問して挨拶を交わし、お盆にはお互いの家を訪ねて先祖の仏壇に線香をあげています」と話していました。400年の歴史の深さを感じました。
「三方良し」の会のスタッフジャンバーには「温故知新 Omama Archives」というロゴが入っています。論語に「子曰く、故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば、以て師と為すべし」という言葉があります。「古い事実を尋ね究めて、そこから現在将来の新しい道を導き知ることのできる人がいるとすれば、そういう人こそ師として仰ぐべきである」という意味です。
「温故知新」の大間々アーカイブス事業の第3弾は、さくらもーるセンターコートで写真展を予定しています。