今から15年前に、大間々ショッピングセンター「さくらもーる」を仲間と一緒に作りました。オープンのときに植えた桜も15回目の春を迎え、見事な木に成長しました。
4月4日、5日と四国へ行っている間にこの桜も満開を迎えました。そして、昨日からの大雨。花吹雪と共に「三日見ぬ間の桜」になってしまいそうです。
それにしても日本人は桜が好きですね。その潔さに共感するからとも説明されていますが好きか嫌いかを理論的に解明するのはあまり意味がないような気もします。「もののあはれ」の世界なのでしょうね。「もののあはれ」とは、「理性的な論理では律しきれない、人間の根底から出てくるやむにやまれぬ感動のこと」と源氏物語に詳しい友人に教えてもらいました。
そこで一句
千年のもののあはれや花吹雪(靖)
今年は源氏物語千年紀。毎年同じように咲いては散る生命の営みに悠久の世界を感じます。桜の花は散ってしまいますが、これから新芽の季節がはじまります。