今日、桐生の樹徳中学校の立志式で、義足のランナーとして知られる島袋勉さんの記念講演を聴きました。不慮の事故で両足を切断してしまった島袋さんは障害に甘えることなく、両足義足者として初めてホノルルマラソンを完走し、富士登山も1合目から歩いて頂上を極めました。
島袋さんの「同情に甘えず、言い訳をしない生き方」を聴いて、立志の日を迎えた中学生たちも心に期するものがあったと思います。
島袋さんとは3年前、志帥塾という勉強会で、親友の白鳥宏明さんの紹介で初めて知り合いました。そんなご縁のつながりで昨夜はいっしょに食事をしながら興味深いお話をたくさん聞かせてもらいました。
「失った足の機能は義足で補えるのですが、記憶障害や体温調節など、目に見えないところでのハンデを克服するのが大変でした」と穏やかな口調で話してくれました。
聞いてみなければわからないことばかりで、いっそう島袋さんに共感と好感と尊敬の念が深くなりました。