高崎の新井国彦先生から『すばらしき母親の物語』という本を頂きました。
この本には母と子の感動の42の話が紹介されています。
タンポポを摘んでいる2人の女の子。
ひとりの母親は子供のそばにかけ寄り、タンポポを持った手をピシャリとたたいて、「だめじゃないの。手も服も汚れてしまうでしょ。そんなもの早く捨てなさい」と。
もうひとりの母親は、子供と同じようにしゃがみこみ、「タンポポ、摘んだのね。だけど、まだ、咲いたばっかりで、摘んだらかわいそうよ。…このタンポポさんたち、冷たーい雪の下で、じっとがまんしてて、あったかくなって、やっと咲いたのよ。わかるでしょ。摘んだの、もうしかたがないわね。おばあちゃんちへ持っていって、花瓶にさしてあげましょ」
読んでいて、ホット心が和んだり、考えさせられることばかりでした。それと同時にこの本を読んだ人はみんな自分の母親のことを考えたのではないかと思いました。