3日間、たいした雨にも降られず、猛暑でもなく、事故もなく全ての行事が終わりました。
3日夜の「お礼参り」は7台の山車を連ねて本町通りを往復する巡行です。私は7丁目から4丁目までの1キロほどの区間を、4丁目の山車に乗って太鼓を叩きました。顔見知りの人たちが手を振り、拍手をしてくれました。人、人、人で埋まった本町通りを、ゆっくりとした速度で進む山車、地上3メートルの山車の上からの視線の爽快感は何物にも代えがたい「夢気分」でした。
3日間を通して感じたことは「祭りは出会い」ということでした。
伝統行事を継承することで380年間、この町に生きてきた人たちと心がつながったような気がします。
同じ町に住んでいても会うことが少ない人とも1日に何度も挨拶を交わしました。
最終日の恒例の花火は足利屋の前からもよく見えます。店の前に椅子を出して、和子と娘の恭子と母と3人が花火を見ている姿を後ろから見ていました。「幸せ」ってこんなことなのだろうと思いました。
祭りから1夜明けた4日の朝5時、4丁目の提灯の撤去作業をしました。「祭りのあとの静けさ」という言葉がありますが、ガールスカウトの関係者の人たちが恒例のごみ拾いをしていました。祭典事務所の前にうず高くつまれたゴミの山が祭りの賑わいを物語っていました。
今日からまた平常の日々がはじまります。