『永遠の0』という小説を読んで感動しました。
「そうじの力だより」という新聞を発行している高崎の小早祥一郎さんが「近年これほどまでに、緊張感と感動を持って読んだ小説はないと思えるくらいに素晴らしい本でした」と絶賛していたので読んでみました。読み終わって全く同感でした。本当に良い本に出会えてよかったと思いました。
本のタイトルの「0」とは零戦のこと。零戦パイロットだった祖父のことを調べる孫の姉弟が特攻隊で生き残った祖父の戦友たちを訪ね歩くという設定で物語が進んでいきます。戦友の証言から祖父のことや軍隊の組織のこと、戦争とは何かがわかると共に、若くして散っていった祖父や仲間の特攻隊員、その家族の思いなどが伝わってきました。私の父の手記のことと重ね合わせて読んだせいか一層本の中にのめり込んでしまいました。
クライマックスのくだりは予想外でした。是非、読んでみてください。
私もお奨めしたい一冊です。