第1回群馬大学特別栄誉賞が
星野富弘さんに贈られました。
この賞は、群馬大学の誇りとなる顕著な功績があった卒業生及び教職員等に対し,その功績を顕彰することを目的として創設されたもので、第1回の受賞者として最も相応しい星野富弘さんが選ばれたものです。
受賞者挨拶の中で富弘さんはまず、「目立たずにコツコツと活躍している人がたくさんいるのに、たまたま目立ってしまった私が受賞してしまい申し訳ない気持ちです」と言っていました。群大在学中は体操部で活躍、インターカレッジと期末試験が重なり、期末試験を受けずにインカレを選び、1年留年して5年で卒業しました。中学教師となってわずか2ヶ月で頚椎損傷の怪我をして群馬大学医学部付属病院へ入院、入院の期間は9年間でした。入院中、富弘さんは、気持ちを紛らわすために、小さい頃に教科書で習った詩の一節や、お父さんが好きだった漢詩の一遍を口ずさんでいたそうです。病室で出逢った人たちから色々なことを学び、「入院生活は私にとって群大大学院のようでした」とユーモアを交えて話してくれました。
授賞式終了後に、みどり市教育委員会関係者と富弘美術館スタッフが富弘さんご夫妻を囲んで記念写真を撮りました。
郷土の誇りとして富弘さんにはいつまでもお元気で活躍してほしいと願っています。
10月6日(木)午後4時50分からのNHK「ゆうどきネットワーク」の
『あの時を忘れない』のコーナーに星野富弘さんが登場いたします。是非ご覧下さい。