みどり市教育委員会で作った「みどり市教育行政方針」の中に、「富弘美術館と連携し、富弘美術館を活用したり、星野富弘さんの作品や生き方を題材とした授業を実践したりするなど、心の教育の充実に努めます」という文言が入っています。
昨日、みどり市内の小中学校の先生方が集まって、年に一度の研究報告会が開かれました。4つの研究報告の中で、「豊かな心育成班」の報告では、「富弘美術館と連携した授業実践を通して」というテーマで1年間の取り組みが報告されました。音楽や道徳や総合的な学習の中で富弘さんの生き方や思いを熱心に学び合う様子が動画や写真で報告されました。星野富弘さんご自身が、みどり市の子どもたちに向かって語りかけるメッセージビデオもあり、みどり市ならではの心の教育が進められていて嬉しくなりました。報告会では、富弘美術館の聖生(せいりゅう)館長や学芸員の桑原みさ子さんも登壇して挨拶をしてくれました。出前講座として桑原みさ子さんが各学校で話をされています。この事前学習のあとに実際に美術館を訪れ、富弘さんの作品に触れる子どもたちは富弘さんの作品を通していろいろなことを深く学んでいると思いました。
平成25年度は富弘美術館の主催で詩画の公募展が開かれます。笠懸文化ホールのロビーには、市内の学校の子どもたちの詩画作品が展示されていました。絵や言葉を見ると、富弘さんの教育効果がはっきりと表れていて嬉しくなりました。