親友の白鳥宏明さんから「会津武士道に生きた『伴百悦』中島欣也著」という本をいただきました。本の帯に「勝てば官軍、敗ければ賊よ!!」と書かれてあるように、戊辰戦争で武士道を貫いた会津藩は賊軍となってしまいました。
賊軍の汚名をきせられたまま命を落とした会津の犠牲者は2,557名だったそうです。 「賊の遺体は捨て置く」、「手をつけた者は厳罰」という官軍の命令に対して、死者の霊を弔うために命をかけて立ち上がり、身分を変えて仲間の遺体を手厚く埋葬し続けたのが伴百悦でした。
この本を読むまでは、伴百悦(ばん・ひゃくえつ)という人のことも、白虎隊の墓がどんな経緯で建てられたかということも知りませんでした。
私たちは人間として、日本人として、知っておかなければいけないことがたくさんあると思いました。