久々の「さくらもーる」の店休日。
東京での休日を楽しんできました。
午前中、取引先を2軒訪問してこの日の仕事は終了。
その後、天気が良いので馬喰町から銀座まで45分歩きました。
有楽町マリオンに到着。腹がへっていましたが13:00からはじまる話題の映画「おくりびと」を観ました。
中に入ると周りは全部中高年のオバサンばかり。映画がはじまる前、左隣りのオバサンはバッグの中からおにぎりを取り出してうまそうに食べていました。右隣のオバサン軍団は煎餅の音をバリバリいわせながら「入れ歯がね~」などと盛り上がっていました。やがて場内が暗くなり、これで落ち着いて観られると思いました。
ところが、はじまった早々、悪いことに、腹が「ぐ~ぅ、ぐぅ~ぅぅ」となりだしたのです。無言の納棺シーンのところでも「ぐ~ぅ、ぐぅ~ぅぅ」っとなりつづけていました。オナラならば肛門も締めればとめられますが「腹の虫」は息を止めても納まりません。周囲のオバサンたちの冷たい視線を感じました。これが2時間続いたら、と思うと生きた心地がしませんでした。
やがて、周りからすすり泣く声。おにぎりのオバサンも煎餅のオバサンたちも涙をこらえている様子でした。
気がついたら、なぜか「腹の虫」は納まり、その代わり生来の「泣き虫」がすすり泣きだし、嗚咽に変わっていきました。
「おくりびと」は安らかな旅立ちのお手伝いをする納棺師の物語。
久しぶりにいい映画を観ました。
生きた心地がしました。
映画のあと、駅前でそばを食べ、相田みつを美術館で相田館長、宮崎部長とお会いし、「いわさちちひろ」さんの展示を観て、夜は息子の彰人と東京駅でビールを飲みながら夕食。
最高の1日を過ごさせてもらいました。