同級生のMに誘われてルンヒャンのライブコンサートを聴きに行きました。
ルンヒャンさんは九州筑豊生まれの在日コリアン3世。澄んだ歌声とピアノの弾き語り、そして、ハ・ミョンスさんの民族楽器ソヘグムの音色にも魅了されました。
ルンヒャンさんが作った「わたらせ」という曲を聴いていると、わたらせ渓谷鐵道沿線の風景が思い浮かび、そこに住む人たちの笑顔や思いまでが伝わってきます。それもそのはず、この曲は3年前にこの沿線で「森と水の音楽祭」が開かれた時、ルンヒャンが出演。わたらせ渓谷鐵道に乗車して沿線の風景に魅せられ、音楽祭に関わった人たちの優しさに感謝して生まれた曲でした。翌年の音楽祭でルンヒャンさんがこの曲をお礼のつもりで発表したのがきっかけでCD製作につながりました。
わたらせ渓谷鐵道の社長でもある同級生のMにとってもこの曲は「わ鐵」のイメージソングのようなもの。みんなで広めて行きたいと思っています。
コンサートの後、和やかな雰囲気の中でビールを飲みながらルンヒャンさんやソヘグム奏者のハ・ミョンスさんとも話をしました。ルンヒャンさんは福岡県飯塚市の生まれだということで飯塚にある嘉穂劇場の話になり、それから芝居小屋やながめ余興場の話になりました。
ルンヒャンの歌声をいつかながめ余興場でも聴いてみたいと思いました。