縁あって6年前から理事をしているマイトリー学園大間々南幼稚園の創立30周年記念式典が「ながめ余興場」で開かれました。厳粛な式典のあと、園児たちによる歌や演奏の発表会が開かれて年少組、年中組、年長組それぞれが素晴らしい発表をしてくれました。なかでも年長組の「おおきくなるっていうことは」という発表は素晴らしかったです。
「おおきくなるっていうことは?」「着ているものがちいさくなるっていうこと」
「おおきくなるっていうことは?」「新しい歯がはえてくるっていうこと」
…
ながめ余興場の舞台の上でスポットライトを浴びながら、大きくなるっていうことは、どういうことかということを自分たちで描いた大きな絵を掲げて子供たちが次々に大きな声で発表してゆきます。
「おおきくなるっていうことは?」「自分より小さな子にやさしくするっていうこと」
「おおきくなるっていうことは?」「良いことと悪いことの違いがわかるっていうこと」
会場内が大きな感動の輪に包まれ大人たちも子供たちから大切なことを思い出させてもらいました。
そして最後は「ビリーブ」という歌と手話の発表。
「たとえば君が 傷ついて
くじけそうになったときは
必ず僕がそばにいて
支えてあげるよ その肩を …」
年長組の全員が手話を覚え、歌いながら手話で思いを表現する姿を見て、会場いっぱいに感動の輪が広がりました。
この子供たちが人の親になる頃、ながめ余興場は100年を迎えます。
大切なものや大切な心が次の世代にしっかりと伝わっていると実感しました。